2016年10月25日火曜日

2016.10.08-17 フィンランド Vol.2

約13時間、800kmの電車の旅を終え、ロヴァニエミに到着。
街はそんなに大きくなく、駅から中心部までは歩いて30分ほど。
タクシーやバスを使ってもよいと思うが、駅-中心部-ホテルはザックを背負っても歩いて行けた。
旅に出ると運動することが少なくなるので、歩くことでカロリーを消費と節約、景色もゆっくり見れるので良いと思う。

街を散策しながら、今後の作戦会議も兼ね、マクドナルドへ。
過去には世界最北店だったとのこと。現在はロシアの店舗にその座を譲っているとか。
ハンバーガーを購入すると、ロヴァニエミ店限定のポストカードがもらえる。


街のスポーツ店に寄ってみた。スキーは少なく、アイスホッケーの道具が多い。


ホテルはケミ川のすぐそば、オウナスヴァーラの丘の麓にある、ラップランドホテル・オウナスヴァーラ・シャレー。中心部から歩いて40分くらいかかった。スキー場のすぐ隣に大きなロッジがあり、そこでチェックイン、鍵を受け取って自分たちのコテージで過ごすタイプ。
少し遠いが、街でオーロラが出たときには周りに灯りもあまりないのできれいだと思う。


2階建てで居心地もよかった。フルキッチン付き。すぐそばには22時まで営業しているスーパーもあり、非常に助かった。暖房もしっかり効いている。

連泊時の掃除はなし。個人的には問題なし。

部屋にサウナがついており、1日の疲れを癒せる。サウナが温まるまでは1時間ほど。
桶に水を入れてサウナに入り、柄杓で温まった石に水をかけてスチームで温まる。



 コテージの前にはケミ川が流れており、とても静か。

食器はイッタラ、アラビアで揃えている。


 この日は昼のうちに観光案内所で向こう3日間の天気予報を聞き、この日の夜はオーロラを見ることのできる確率が高いとのスタッフの進言によりツアーを予約したのだが、全く見ることができず・・・ 観光案内所で予約すればホテルまで送迎してくれる。86€。
オーロラを見れそうな丘まで連れて行ってくれ、ティピーを立てて、コッコ・マッカラというフィンランド流のバーベキューも楽しめる。

直火でソーセージを焼くのでなかなか火加減が難しい。近づけすぎると外はコゲコゲ、中は冷え冷え、遠すぎるとなかなか焼けない。他にもチキンナゲットなんかもあった。
飲み物もついてくる。

ティピーは2つあり、もう一つでは錫(すず)を使った、tinan valanminen(ティナン・ヴァラミネン)を体験できる。
専用のおたまに馬蹄形の錫をのせ、直火にかけると錫が溶ける。
溶けた錫を水を張ったバケツに流し入れ、冷え固まった錫の形から占うらしい。

 できたものがこれ。光を当てて、ティピーの壁に影を映し、何の形に見えるかを考えたりする。
それなりに楽しめたが、オーロラは見ることができず・・・
しかもこの先の天気はずっと曇り。今回の旅では見れないのでは?
以前にアイスランドでオーロラツアーに参加した時は見れなかったら次の日は無料で参加できた(その日で帰らないとダメなときは来年でもOK)が、フィンランドはそれはなかった。まあ、食べて飲んで、文化も学べたし良しとしよう。

コテージに帰ってきたのは夜中の2時くらいだった。
明日に備えてすぐに就寝。

オーロラツアーに参加すると、アイスランドでもそうだったが、夜の8時から9時に出発、ホテルに帰ってくるのは夜中の1時から2時頃になるので、次の日の行動はあまり疲れすぎるような予定は立てない方がよいと思う。

続く

2016年10月21日金曜日

2016.10.08-17 フィンランド vol.1 サンタクロースエクスプレスの予約方法

 ここ数年は夏休みを遅らせて10月に取るようにしている。社内でも夏場に比べて取りやすいのもあるし、旅行などの値段も安くなるからだ。 というわけで今年もこの時期に夏休みを取得、フィンランドへ行ってきた。
  奥様は飛行機のマイルが貯まっていたので伊丹‐成田-フィンランドへ、同じ便に乗ろうと思うとかなりの出費であることが分かったので、私はトルコ航空を使い、イスタンブール経由で、現地で待ち合わせることにした。 
 出発が土曜日ということもあり、京都市内はどこも大渋滞、時間に余裕をもって出たつもりが、京都駅に行くまでにかなりの時間を使ってしまった。 はるかに乗って関西空港へ向かったのだが、2850円、昔より安くなってる?バスの片道より300円くらい高いだけだった。これなら電車で行くのが時間も読めるしいいような気がする。 安く行くなら河原町から京都アクセスきっぷ(阪急・大阪地下鉄・南海)なら1230円で行けるらしい。

 関西空港 21:30➡イスタンブール・アタチュルク空港 4:30
時差は6時間なので、13時間かかる。
早朝にもかかわらず、空港は多くの人で賑わっていた。少し前に空港でテロもあったが、そんなことがあった雰囲気も感じられず。おかげでチケットも安かったのかもしれない。2018年には新空港もできるようだ。世界最大級の空港になるらしいが、空港建設予定地の中には大きな森林も含まれているようで、バードストライクや森林破壊も心配されているようだ。

イスタンブール・アタチュルク空港 7:35➡ヘルシンキ・ヴァンター空港 11:05
時差はなし。2時間ほど待って奥様とも無事に合流。
早速ヘルシンキ市内へ。前回はバスかタクシーしかなかったのだが、2015年に鉄道が開通。
今回は電車で移動。おおきなピクトグラムで、空港から駅までは簡単にわかる。

 空港駅には1番、2番線があるが、環状線になっており、どちらに乗ってもヘルシンキ中央駅には行けるので安心。時計回りの方が数分速いらしいが、来た方に乗ればいいと思う。帰りはその逆。
 

ヘルシンキ中央駅。この日は日曜日で、休みの店も多く、次に乗る電車まで街をぶらぶらして、マクドナルドで時間をつぶした。

 
 

再びヘルシンキ中央駅へ。VR(フィンランド国鉄)のサンタクロース・エクスプレスでロヴァニエミへ向かう。チケットの取り方は下に記載してみたので、興味のある方はご覧いただきたい。日本の旅行代理店などで購入するよりはるかに安く購入できると思う。値段は日によって違うようで、行きは2人で138€だったが、帰りは266€だった。
ヘルシンキ 21:52➡ロヴァニエミ 10:35
 

1階は個室2段ベッドでトイレとシャワーは共同、2階はすべてが個室に設置されている。
我々は2階を予約。サンタクロースエクスプレスと銘打ちながら、絵柄はフクロウだ。
車内もサンタの要素はゼロである。おそらく。
 

ベッド。枕も布団もフクロウの絵がかわいい。枕元にはコンセントとヘッドライト、目覚まし時計がついている。
WIFIも繋がり快適。ただ、電車に乗っている間、GPSは反応しなかったのと、電源供給がたまに切れるようで、通電した時に携帯がが鳴ったり震えたりする。
電車は揺れも少なく、快適に眠ることができた。この設備でこの値段はお値打ち!
 


トイレはつまみを引くとシャワールームに早変わり。これはなかなかスゴイ。タオル類も完備。
見ての通り、かなり狭い。シャワールームでの更衣だが、脱ぐときはまだしも、濡れた体を拭いて、また服を着る、となると結構な困難である。1階の共同シャワーも狭いようなので、そういう意味でも個室なら部屋で更衣できるのでオススメ。お湯はすぐに出た。

スキーの板を立てかけるベルトも!

ペットも一緒に乗車可能。1両に一部屋あったと思う。これも予約時に選べる。

食堂車。朝は結構人がいる。我々もコーヒータイム。

無事にロヴァニエミに到着。続きはまた。


 寝台電車、サンタクロース・エクスプレスについて、我々も最初は旅行代理店でチケットをお願いしようと思っていた。しかし、見積もりが2名往復で8万円ほどで、ちょっとびっくり。ほかの方のブログなども参照しながら自分で予約すると400€ほど、半額ほどで取ることができた。
 以下に購入の仕方を記載しておくので、参考にしていただければと思います。
ここでは2016年10月23日、18:00以降の出発、大人2名、シャワー・トイレ付きの個室を選択した時のものです。(2016年10月20日現在)

 ①まずはVRのホームページへ。最初はフィンランド語で表示されるので、1番上の中央当たり、ENを選んで、英語表記にします。


②画像のように「FROM」にHelsinki、「TO」にRovaniemi、「DEPATURE」にはヘルシンキを出発したい時間を、「PASSENGERS」に希望人数を入れます。 ここまでできたら青色の部分、「GET THE PRICE AND BUY A TICKET」をクリック。


③希望日時以降のタイムテーブルの画面になります。
ここでは21:52にヘルシンキを出発する電車を選んでいます。この写真では18:52、19:42、20:27の電車に乗ればどれでも7:28に、21:52、22:18ならどちらでも10:35にロヴァニエミに到着すると出ています。
 一番右の列の「Train(s)」を見ると、2 transfers や 1 transfer と書いてあるのがわかると思います。これを選ぶと、最終的には同じ電車に乗ることになりますが、途中で乗り換えることになりますのでご注意を。1本で行った方がしっかり寝ることができますし、ややこしくありません。「Intercity train」だけが書いてある電車を選択してください。
この画面では18:52発か、21:52発です。我々も21:52発を選びました。
青色の「CONTINUE TO SEAT SELECTION」をクリック。



④Seats and servicesの画面に移ります。
真ん中の「Sleeping compartment」と、「Special compartments(e.g compartments for the disabled・・・)を選んでください。シャワーとトイレが共同でもいいという方は「Normal compartments」です。



「Special compartments」を選ぶと下のような画面が開きます。
下から3番目の「Sleeping compartment for two persons - ensuite shower」を選びます。
これがトイレ・シャワー付きの個室になります。
ここは部屋数なので、数字は1(部屋)にします。
ここまでできたら、青色の「SELECT SEATS」をクリック。


⑤個室の部屋を選ぶことができます。最初は1階になっていますので、「UPPER DECK」を選び、2階を表示させてください。この画面では赤色ばかりです。赤は予約されている部屋なので右下のNEXT CARをクリック。次の車両の画面になるとまた1階に戻るので、2階を表示させてください。

  
空室は水色で表示されています。ここでは右から3番目の部屋、211,212のベッドを選んで(クリックして)みます。


 選んだ部屋が黄色に変わりました。この状態で「Save selected」をクリックすれば部屋を確保することができます。 

⑥部屋を確保できたら、④の画面に戻ります。
「Cansellation insurance」はキャンセル補償ですが、海外旅行でキャンセルもそうそうないと思うのでNoを、自転車のところも無視してください。もちろん補償希望や自転車を積みたいという方はチェック等してください。
ここで「UPDATE PRICE」をクリックすると、合計の料金が右端に表示されます。
ここでは④の266,00€が合計金額です。
確認できたら「PROSEED TO PAYMENT」をクリック。

 ⑦チケットをの受け取り方法についてです。
我々は下段のPick upを選びました。こちらはネットで予約して、チケットは現地のみどりの窓口的なチケットセンターか、発券機でチケットを受け取ることになります。
*IDENTIFIER(REQUIRED)は発券するときの暗証番号です。
ここは自分の好きな数字(8桁)を入れます。
上段のEmailを選べば、メールでチケットが届くと思いますが未確認です。


そのまま画面をスクロールして支払方法を選びます。
我々はクレジットカードで支払いました。カード会社のマークをクリックすれば支払画面に移ります。
クリックの前に「I have read terms and conditions and accept them」にチェックマークを入れてください。
これで予約は完了です。
ORDER No. がメールで送られてくるので、IDENTIFIERとメモして、現地でチケットと交換になります。メールをプリントアウトした物はチケットではないので注意。


現地に着いたら・・・

 ヘルシンキ中央駅ではチケットセンターがあるので、係の人にメールを見せれば発券してくれます。
 しかし、窓口は結構閉まるのが早いです(18時ごろには閉まると思います)。
発券機は空港駅、中央駅、ロヴァニエミ駅にあるので、ここでは発券の仕方も記載します。
我々が行った時には空港駅の発券機は故障していました(笑)

①画面の「START」を選びます。
これで英語表記になります。

②四角に囲まれている部分は無視して、右下の「All purchasable products」を選択します。

③下段「Pay and collect tickets」を選択。

④Order numberを入力。その後にIDENTIFIERを入力すると、チケットをプリントすることができます。発券機からプリントされたチケットを持って部屋に入ると発車してしばらくで車掌さんが検札に来ますので、チケットを見せればOKです。


 我々はVR公式サイトからチケットを予約することで1人当たり、行きは69€、帰りは133€で乗ることができました。上記もしましたが、値段は日によって大きく変わるようです。