上高地からの登山。
高校の時に涸沢岳に行ったきりで、なんか、その時は登らされた感もあってか、それが理由ではないかもしれないけど、行く機会に恵まれなかった。 それ以来の上高地。
平日の早朝で河童橋も人はいなかった。
7:00すぎに出発。
岳沢を登る。岳沢小屋までは急登もなく、比較的楽だった。
目標の奥穂高を見上げると、深海にすむ、巨大なタコのようにでかい。
たくましい生命力。いろいろな形が目に入ってくる。
切っても切っても足が生えてくるし、心臓がどこにあるかもわからないので倒せない。
そんなくらい頂上は遠くに感じた。
重太郎新道から紀美子平は真夏の天気。
行きかう人のほとんどに「これからですよ~」
とビビらされながら。。。
吊尾根は滑落しそうな斜面をトラバースしたり、軽いクライミング的な要素もあって面白かった。
登ってる最中って、いろんな記憶が、というかずっと長い間忘れてたようなことがパッと思い出されたりする。
役にも立たない、しょうもないことを記憶の引き出しに入れてるもんだと思った。それはなかなか面白かった。
頂上から見る、槍やほかの穂高連峰も、何かを守っている兵士のようだ。
南アルプスの連峰より男性的な感じがした。
穂高岳山荘に着いたのは17:00すぎ。受付でチクリ遅いと言われた(笑)
予定通りいかない時もある。
頂上から小屋に降りる途中の夕日は心打たれるものがあった。
翌日は今年お約束?の雨。白山もそうだった。
ガスで涸沢カールもよく見えなかったけど、登山道も川のようになってたけど、雨の中の歩行も悪くない。
他の人たちもそれなりに雨を楽しんでいるようだった。
ただ、シェルのベンチレーションをあけっぱにしてて、気づかずそこから雨が侵入したようで、腰回りが濡れてしまい、寒かった。
帰りは時間通り、けがもなく、無事に帰ってこれた。
17、8年ぶりの北アルプスは、また来たいと思わせる魅力に満ちた山々だった。
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