先日観に行けなかった「upside down」を鑑賞してきた。
酒とドラッグ、ロックンロールにまみれた男の冒険を描いた物語。
アラン・マッギー。
クリエイション・レコーズを立ち上げ、the jesus & mary chain・primal scream・my bloody valentineやoasisを発掘,成功へと導いた。
しかし、この映画は彼のそうした成功を称賛するものではなく、むしろ綱渡り的な運営の実態が関係者やアーティストから証言されるといった内容。
1000万枚のヒットを作るのではなく、最高のレコードを作るんだというワーキングクラスの気骨やアティテュードがあったからこそクリエイションは成り立ち、これほど鮮やかに時代を切り開けたレーベルになったんだと思わせる。
ここまで訴求力のあるレーベルオーナーはいないだろう。
しかし、この映画では、そうしたこともさることながら、酒におぼれるわ、ドラッグには手を出すわ、人間失格?の、でもだれよりも音楽を愛する男の、ある意味やりたい放題やった結果の誇らしき栄華であることを図らずとも伝えている。
これこそが美しき、モンキービジネスである、と。
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